
景気の良し悪しの変動は国民の認識によって変わる!?
ご存じでしょうか。日本国内の景気の動向は主に国民の脳の認識によって大きく変わってくると言われています。
私は、過去勤めていた企業にて日本銀行が情報収集している いわゆる「さくらレポート(地域経済報告)」の元情報の一部となる状況報告書をその企業内で定期的に作成して、管轄の日本銀行の支店への報告に使用していました。基本的に経理責任者また経営責任者が日銀に説明を行うのですが、状況内容についての質問に対し両責任者がうまく説明が出来なかった時には、私が日本銀行に説明をしていました。
全容と詳細は伏せますが、その時に日本銀行が詳細に聞きたかったのは、ネガティブ要素ではなくポジティブ要素でした。当時私なりに「何故ポジティブ要素ばかり?」を先方にお聞きしたり、私なりに逆に誘導質問して探りました。すると理解できました。
さらに、日本銀行が公に出す「さくらリポート」や、別の機会に話す財務大臣のお言葉、総理大臣のいろいろなお話を総括すると当時私が理解したものが「やっぱりそうなのか!」とわかりました。
日本国内の景気は経済の権限?のある方が「良い!」と断言すれば、国民はそれを聞いた脳が無意識にそれを思い込み(一部の国民だけでも)「景気は良いのか。それなら欲しかった洋服を買おう!」「外出しよう!」となり経済効果に貢献するのです。(なってしまうのです)
だから、経済の権限のある方々は、記者会見で景気に対してネガティブなことを言わないのです。しかし、(嘘をつくわけにはいかないので)たとえ市中感覚では「10満点中2点」くらいで「不景気だ」と思っていても記者会見では「回復基調」などの言葉で最大限のポジティブ意見を言うのです。
私は個人的には、嘘でない限り、ポジティブ発言は許容します。
しかし「これまで日本銀行や政府は市中の景気をわかっていない」と思われていた方は多いと思いますが、裏を話すとそのようになっていると思われます。
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