道路で倒れて苦しんでた高齢者を手助け

2021年02月14日
昨年の緊急事態宣言が出ていない時期の頃、近くの比較的人と車が多い、電車の駅周辺での出来事です。

私が車で走行していると、面前の車道に人が自転車とともに倒れていた。「今、事故が起こったのかな?」 っと思ったが、徐行して近付いてみると倒れている高齢者しかおらず、そこ高齢者は倒れた自転車の下敷きになり、ゆっくりと動きながら抜け出せなくもがいていた。 周りに歩行者が2人ほど遠巻きに見ていたが、特に散乱している荷物さえ集めようとしない。更に、他の車も徐行で隙間をどんどん抜けていっていた。

他の方はさておき、即座に僕は車を安全な場所の路肩に止めてハザードを付け停車。 その後、その倒れている高齢者にかけより、触る前に話かけて「意識の有無」や「呂律などの有無」を確認。次に「周りの人に救急車を読んだのか確認」。呼んでいないということで、まずは高齢者に話しかけながら、自転車を上からどかして、安全な所に持っていき停めた。その後、5秒くらい顔色と体の自発的動きを見てみた。さらにその後、話しかけながら散乱した荷物を集め本人の許可を得て、買い物かごにいれた。
そして、ご本人に事故か、ご自分で倒れたのかを聞いて、「打ったところはないか」、「痛いところはないか」を聞き、脈を手で測ってあげた。今のところ異常はなかったため、安全な所に手を貸して移動をさせた。 その後少しお話をしながら様子を見ていたが、変化も無かったのであえてその場では救急車を呼ばす、ご自分で家に帰ることが出来るということだったので「気分が悪くなればすぐに救急車を呼ぶんですよ」っと忠告をして私はその場を去った。

おそらく、ここまで話すと「救急車を呼べば良かったのに」と思われる方もいらっしゃると思います。実は私もその場ではその判断を悩みました。

日本ではすぐに救急車という文化もあり、僕も認識はしている。
しかし日本では救急車利用は無料だが、当然ながら着いた病院では怪我の重度軽度に関わらず、検査をすることもあり普通以上の治療費がかかるのである。もちろん命には代えられないが。
今回のご高齢者は、僕と会話をする中で高齢者夫婦の片方であり、失礼ながら裕福という生活ではないと僕は勝手に判断したのです。
救急車で病院に行けば、おそらく「①検査料+②時間外診察(割増)+③専門の先生が帰宅していると翌日まで入院」となる。①②③の場合、自己負担額でも20,000円を越える可能性もある。
 きっとその自己負担はその夫婦の生活面で直撃するでしょう。 
車を停車させて20分くらいの行動でしたが、僕の判断は間違っていたのか、思い出すたびに気になります。 

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